うちのシェフのこだわり、いや、口癖は
『フランス料理は手間かけてなんぼや〜』です。
それはホテル時代の師匠からの教えでして、忠実に守っております。
ひとつひとつの食材を無駄にせず、じゃが芋ひとつとっても、その個性によって使い分けています。
そんな中でも特にソースへのこだわりには熱いものを持っているようであります。
最近では素材をシンプルに活かすスタイルのお店も数多く
ソースのベースとなる
『フォン・ド・ヴォー』を作る店も少なくなっていると聞きます。
クラシックな料理やソースをこよなく愛すシェフ。古いと言われても、頑固だと言われても
貫き通してもらいたい・・・お皿をふきふきしながら思うのでした〜
コレが仕込み途中の
フォン・ド・ヴォー
仔牛のスネ骨からゼラチン質と旨味を煮出してます・・・。煮出し続けて3日間〜!やっと完成です。
出来上がりはこの通りたったこれだけ。
当店にはなくてはならない
命のフォン・ド・ヴォ〜〜〜♪なのです。
(以前、ひっくり返してしまった際の叫びです)
実は本日、ワタクシお誕生日なのです。
あまり嬉しくもありませんが
なんでもシェフが料理を振舞ってくれるというのです。貸切で・・・。
いやいや、たまたま定休日なだけですよん♪この歳になると食欲だけで満たされてしまうのですよ。
何も欲しがらない大人な女性になりましたこと(笑)〜〜〜♪